最低賃金を時間あたりの金額で規定するのではなく、その日に働いた時間に関しての2次関数で規定した方がいいと僕は考えています。なぜかといえば、そうすることで社会的弱者の困窮の程度が緩和され長時間労働も減少させることができると考えるからです。
2次関数は下に凸の単調増加関数であり、1日の勤務時間が長時間になることで急激に最低賃金額が上昇するようになっています。
これによって以下の2つの状況が発生すると考えられます。
・1人の社員が8時間働くより2人の社員が4時間ずつ働いて同量の業務をこなした方が人件費が安くなるため人を雇った方が人件費が低く抑えられる状況。
・残業をして仕事をその日のうちに終わらせるより次の日に処理した方が人件費が低く抑えられるため財務状態が悪い会社ほど残業を推奨せず、業務の次の日への持ち越しによるタスク進行の遅れについても、浮いた人件費分で値下げができるため、取引先に許容してもらいやすくなる状況。
これらの状況が発生することで、障害や介護の都合でフルタイムで働くことのできない人でも応募が可能な短時間勤務の求人が増加すると同時に、少ない人的リソースで無理な短納期案件を受注することが悪手となるため長時間労働を強いられる社員は減少すると思うのですが、この見立ては正しいと思いますか?
また、このアイデアを実行に移す際の問題点としてどのようなことが考えられるでしょうか?
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例えばスーパーマーケットのような業態では正社員数名にパートさんで回してますが、パートさんはそもそも残業が少なく、社員の数を増やそうにもなり手がない現状だと難しそうです。
この制度ですと業種・業態によって差が生じるかと思うのですがどうでしょう。
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riyu
4
おそらく短時間勤務しか出来なくなって貧困に陥ると思うのですが、そういった場合に掛け持ちを奨めて対策を図ることは考えられます。人手不足ですから流動性は高まるべきですし、QOLを高める上でも良い働きをすると思います。2次被害をマイルドにしながら導入すべきでしょう。
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nishio
5
面白い話なのだけど現実的には労働基準法第37条の割増賃金の規定ですでに「下に凸」が実現されてますね
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aoi
6
面白い提案ですね、、!思わずコメントしたくなりました。
既に割増賃金の話が出ていますが、文意的に主に短時間労働を余儀なくされている方への救済を目的としているので、2-3時間ぐらいを指数関数的増加の分岐点として見ているのかなと思いました。(的外れならすみません
個人的に思った事としては、
・短時間労働で困窮する場合、雇用先を複数持つ事になるが、複数の雇用先と調整が物理的にも能力的にも難しい人が想定される(タイミー等のシステムである程度緩和可能かも
・社会保険などの保険の適用外になる層が増えそう(雇用先の時間通算は現時点で無かったと思っていましたが認識相違あればすみません。
・経済合理性を優先して社員を半分のパートアルバイトに置き換える会社が増えるので、困窮層が相対的に増えそう
あまり建設的な話では無かったですが、思った事を参考までに
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コメントありがとうございます。
人手不足で増員できない問題はたしかにあるかもしれませんね。
しかし、その場合はこの制度が少人数でもできるオペレーションを採用する動機を与えてくれると思います。スーパーの例であれば自動レジを導入する等の対処が考えられます。その結果として社会全体としてできるところからどんどんオートメーション化を進める流れを加速させることができるのではないかと考えています。
もちろん介護・学校教諭のようなエッセンシャルワーカーや学芸員・研究者のような高度な専門職のようにオートメーションによる省人化が現状で極めて困難な領域もあると思います。しかし、本来ならばエッセンシャルワーカーや高度な専門性を持つ人にこそ高給が払われるべきだと僕は考えています。
また、介護も学校教諭も学芸員も研究者も今の日本では付随する様々な雑務を並行でこなしているためマルチタスクが求められる職業であるという認識なのですが、この制度の下では他の人ができる雑務は積極的に切り出して他者に振り、本人は自分の専門領域に専念することでコスト的な最適解を達成できるため、ジョブ型雇用の実現にも寄与するのではないかと考えています。
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ありがとうございます。
自分で案を出しておいて今更ですが、この制度だと長い休みは取りずらそうだなと思いました。
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コメントありがとうございます。
37条の割増賃金の規定、確認しました。たしかに下に凸が実現されていますね。
しかし、僕は障害を持っているので個人的には残業なしのフルタイムでも結構キツいと感じています。
ですが転職をしようにも
①フルタイム求人(キツイ)
②障害者雇用(給与がめちゃくちゃ低い)
③アルバイト等(正社員じゃない)
の3択に大きく分かれてしまっている現状で「正社員だけど時短勤務で障害者雇用ほど給与が低くない働き方」があっても良いのではないかと考えるようになり、先述のアイデアを思いつきました。
なので個人的には深夜残業だけでなく0〜8時間の区間でも緩く曲線をつけて下に凸にすることで「正社員だけど時短勤務で障害者雇用ほど給与が低くない働き方」ができる求人が出てこないかと思いまして・・・
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コメントありがとうございます。
たしかに時短勤務しかできなくなって貧困に陥る人は発生しそうですね。具体的にどのような形の2次関数だったら致命的にならないかを検討していきたいと思います。
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コメントありがとうございます。
たしかにこの制度だと極貧の人をちょい貧くらいにするだけで貧困の人の絶対数は増える気がしています。
貧富の差も広がりそうですね・・・
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春闘 中小運送会社の労使交渉に密着 回答までの舞台裏追う
運送のような業務をシェアし難い業界も問題かなと思いました。
エッセンシャルワーカーや専門職では導入可能ですね。その場合はサービス残業が横行しないようなシステムが必要になります。いや、昔に比べたら圧倒的に少なくなったんですけど、まだまだサビ残はあるので。
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コメントありがとうございます。
労働者は労働時間が長くなるほど急激に給与が増えていくので、体力がある労働者はむしろたくさん働きたくなると思ったのですがどうでしょう?
また、介護や障害の影響で短時間しか働けない人向けの求人が増えることで彼ら彼女らを労働力の数に含めることができるので、全体の労働供給はむしろ増えるのではないかと思っていました。
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運送についても自動運転技術の普及に伴い自動化が可能なのでスーパーの自動レジと同様に省人化が可能となると考えました。
nishio
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AIのこの提案を見てなるほどなとなりました
議論を深めるために :リソースが限られているという前提で、もし二次関数型賃金制度を導入するとしたら、どのような職種や地域から始めるのが効果的でしょうか?あるいは、既存の最低賃金制度を改善する場合、どのような点に重点を置くべきでしょうか?
「最低賃金スレスレで長時間労働が行われている事例」を収集するのが良さそうですね
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bsahd
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事例を探してみました。
(カードが文字化けしていますが、実際のページタイトルは"1日20時間3カ月連勤、実質時給120円、風呂も入れず 「ブラック企業エピソード大賞」に地獄のような話が集う - ねとらぼ"です)
様々な業種であるようです。
最低賃金スレスレどころではなく最低賃金未満の事例が多い模様ですね。
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