1点目の「AIによる指導や、教員の補助は可能か?」
「生徒が誤答した際にヒントや質問例をリアルタイムで提案」の点について。
リアルタイムでの反応は実施されるべきです。ハードルになる点は、システム設計と構築や、システムの利用を可能にする制度の準備です。少なくとも、一斉授業だけではなく、自由に操作できる時間が必要です。また、UDL 上は必ずしも最適化されていない方法でのやり取りが行われる可能性があります。大前提としてWebAIM が提唱するアクセスビリティは提供される必要があります。音声による指示とテキスト入力による指示が行えます。
本活用方法は、「東京都AI戦略会議第2回」でも触れられているカーンアカデミーのカーンミーゴ(Khanmigo)が先進的な事例として存在します。応答の仕方は回答を提示するものではなく、ソクラテス式問答の方法にしたがったものだとしています。また、応答には指導要領や指導方法が複数の方法で組み込まれていると想定されます。
Khanmigo との応答は全て記録されます。